症例のご紹介
以下に当院で行った症例をいくつかご紹介します。
鼻がブーブー鳴るネコちゃん 4歳の男の子 小さい頃から鼻炎症状を繰り返す
レントゲン
左:鼻の奥が狭い(鼻咽頭狭窄)
右:バルーンで広げた後

バルーンで拡張後は長年悩まされていたお鼻の症状はほぼなくなりました。
繰り返すこともある疾患のため、現在経過観察を続けています。
呼吸がガーガー苦しそうなワンちゃん 11歳の男の子 咳が出て、吐きたそうなのに吐けない
透視レントゲン

唾液腺嚢胞
これが空気の流れを悪くして、気管虚脱を悪化させていました。
嚢胞と唾液腺の切除後は喉の違和感はなくなり、咳も落ち着きました。
気管虚脱はワンちゃんで多く見られる疾患ですが、このように原因が別にある事もあります。
咳が治らない高齢のワンちゃん
内視鏡(細い胃カメラ)で気管と喉を直接覗く検査を行いました。
気管の内視鏡検査
スワブ生検
気管虚脱に加え、スワブ検査で炎症が見られました。
培養と細胞診の結果によるお薬の使用で、現在は比較的良好にコントロール出来ています。
特にワンちゃんの咳は完治が難しいことも多く、当院では病態にあったお薬を使い分けることで症状の緩和を目指しています。



